芸術館は2011年秋のリニューアルから5周年を迎えました。
これを記念して本展では、当館のコレクションのなかからえりすぐりの名品を集め、紹介します。
縄文人たちの祈りが込められた土器や土偶。庶民に愛された質朴な郷土人形。写真や油彩画の流入期にあって木版での浮世絵にこだわり続けた豊原国周の作品。考古学者・江上波夫が、シルクロードに立つ市をまわって選び集めた古今の品々。
つくられた時代も地域も異なる資料が芸術館に集まって、さながらパレードを繰り広げるかのように、賑やかに勢ぞろいします。
コレクターたちが愛したまっすぐで力強い造形、伸びやかな線や大胆な色づかい、どこかかわいらしい姿を、そしてつくり手たちのたくましい想像の力をお楽しみください。

【ギャラリー・トーク】
10月25日(火)　午前11時~11時30分
会場：京都造形芸術大学芸術館
講師:岡本康明(京都造形芸術大学教授、芸術館館長)

11月8日(火)　午前11時~11時30分
会場：京都造形芸術大学芸術館
講師:今村信隆(京都造形芸術大学専任講師)

11月22日(火)　午後2時~2時30分
会場：京都造形芸術大学芸術館
講師:毛利義嗣(京都造形芸術大学准教授)