展示・イベント

2017.06.13

  • 展覧会
  • 近畿圏

のっぴきならない遊動:黒宮菜菜/二藤建人/若木くるみ

2017. 05/25 (木)

2017. 07/02 (日)

10:00

20:00

京都芸術センター ギャラリー北・南、和室「明倫」

京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 MAP
卒業生の黒宮菜菜さんが企画・出展するグループ展が京都芸術センターで開催中です。
同展は、京都芸術センターがアーティストとの連携を強化して創作・発表の場を広げるべく今年度より始動した「KAC TRIAL PROJECT / Co-program」の一環。
このたび、黒宮さんのプランが同企画の展覧会事業カテゴリーで選出されました。

―以下公式HPより―

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わたしたちの祖先はなぜ、自らの身体を過酷な環境においてまでも危険な拡散を試みたのだろうか。

約10万年前にアフリカを出発した人類は4万8000年前頃からアジアにまで広がった。最先端の人類進化学研究を担う海部陽介は、人類のアジア拡散ルートについて、ヒマラヤ山脈を挟んで南北に別れた人類が、まるでアジア全域に大回廊を築くかのように西から東へと横断し、1万年後東アジアで再会したという仮説を提唱している。さらに、東アジアで再び出会った人類は、今度は草舟を作って海に乗り出し、人力渡航で日本まで辿り着いたとも考えているのだ。

また、人類は長い拡散と遊動生活のなかで、身体を飾る装飾具、死者を弔う埋葬や火葬といった儀式、洞窟の壁の描写など、多くの創造活動の痕跡を残している。氷河期の過酷な環境における純粋な生存への欲望とは別の次元で、なにか身体を媒介とした表現活動への根源的な渇望があったのではないだろうか。そして、その身体表現への渇望は、地球上のあらゆる場所へと拡散せざるを得なかった人類の遊動することへの欲望と通低していると思われるのだ。

本展覧会では黒宮菜菜、二藤建人、若木くるみが原初的な欲望である「遊動」をテーマに作品を発表する。すべての人々にとって、人類の「のっぴきならない」欲望の根幹を探る旅となることを期待したい。
黒宮菜菜、二藤建人、若木くるみ

レクチャー 「のっぴきならない探検家に聞きたい!」
日時:6月17日(土) 19:30-21:00 ※時間が変更となりました
会場:ミーティングルーム2
登壇:関野吉晴(探検家・医師・武蔵野美術大学教授)
料金:無料(要事前申込)https://www.kac.or.jp/reserve/?id=21126
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費用 -
定員 -
申込方法 https://www.kac.or.jp/reserve/?id=21126(レクチャー参加の場合のみ)
主催 「のっぴきならない遊動」展実行委員会、京都芸術センター
お問合せ 075-213-1000
URL http://www.kac.or.jp/events/21126/
関連卒業生 黒宮菜菜(2006年度美術工芸学科洋画コース総合造形専攻卒業)
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