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2017.06.13

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多様なゲストキュレーターが選ぶそれぞれの「スペクトラム」

スペクトラムファイル 17 宮田彩加

2017. 06/19 (月)

2017. 07/02 (日)

スパイラル1F MINA-TO

東京都港区南青山5-6-23  MAP
卒業生の宮田彩加さんの作品が、東京・青山の複合文化施設スパイラル企画の展覧会シリーズ「スペクトラムファイル」で展示されます。
同シリーズでは「スペクトラム」というコンセプトキーワードを掲げ、毎回様々なゲストキュレーターによって新しいクリエーターが紹介されています。このたび宮田さんは、ソーシャルデザイナーで武蔵野美術大学教授の杉浦幸子氏の推薦により選ばれました。

―以下、スパイラル公式HPより―
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【推薦者の言葉】

ラテン語のspecere「見る」を内に秘めたSpectrum。光を分解することによって生まれる色の帯を示すその言葉は、私の脳内に一筋の光を描き出しました。光は形あるものの生と存在を可視化する一方で、それらを取り巻く空間や時間、記憶といった、形ないものの存在をも暗示する。光を感じることができない人たちには、形に囚われない、自由な存在を想起させる。そして光は、私たちの認識が終わる瞬間、つまり死までも暗示すると考えます。

Spectrumが生み出したそれらのイメージを表象するアーティストとして、宮田彩加を推薦しました。手から針に想いを伝える手刺繍からミシン刺繍へ世界を広げ、均一な針目に敢えてバグを加え作品にエラーを生み出し、イメージと現実の世界をつなぐ。そして作品の背後に、密やかに、しかし確実に潜む時間、そして死をも暗示する。私は時として彼女の作品を、目を閉じ、手で見ることがあります。Spectrumにより生まれる世界と、それを超える世界を内包する彼女の作品が新たに生み出すSpectrumをご覧ください。

宮田彩加(みやた・さやか)
2012年 京都造形芸術大学大学院修了。「エラー:失敗の行為によって新たな価値観が生まれる」をテーマに、
手刺繍・ミシン刺繍によるオリジナルテクニックで制作している。2017年「京都府新鋭選抜展」優秀賞、
2016年「琳派400年記念 新鋭選抜展」日本経済新聞社京都支社賞、2014年「京展」京展賞受賞。
主な展覧会に、「裏腹のいと」(2016年、GalleryPARC)、「スピリチュアルイマジネーション」(2016年、LIXILギャラリー)、「THE MIRROR」(2014年、名古屋商工会館/東京)など。

杉浦幸子(すぎうら・さちこ)
ソーシャルデザイナー 武蔵野美術大学芸術文化学科教授
1966年東京生まれ。1990年お茶の水女子大学文教育学部哲学科美学美術史専攻卒業。
1995年英国ウェールズ大学大学院教育学部美術館教育専攻修了。2001年「横浜トリエンナーレ2001」教育プログラム担当。2002-04年森美術館パブリックプログラムキュレーター。2005-12年京都造形芸術大学プログラムコーディネーター、国際交流グループヘッド。2012年より現職(2012-13年准教授)。
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画像:
《WARPⅡ-エルンスト・ヘッケルへのオマージュ-》
費用 -
定員 -
申込方法 -
主催 株式会社ワコールアートセンター
お問合せ 03-3498-1171
URL http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2273.html
関連卒業生 宮田彩加(美術工芸学科染織コース 2007年度卒業・修士課程(染織) 2011年度修了)
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