展示・イベント

2019.03.28

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京都造形芸術大学 芸術館 コレクション展Ⅰ

郷土人形の世界 –三河人形を中心に–

2019. 04/06 (土)

2019. 04/24 (水)

10:00

17:00

日曜休館

瓜生山キャンパス 芸術館

MAP
|概要|
京都造形芸術大学芸術館は1997年に白川通りに面した天心館アネックスに開館、2011年より現在のギャルリ・オーブ2階に場所を移し、大学付属のミュージアムとして活動を行っています。主な収蔵作品・資料は、各々寄贈による「シルクロード資料(江上波夫コレクション)」「縄文土器群(宗左近コレクション)」「浮世絵版画・郷土人形(大江直吉コレクション)」であり、年数回のコレクション展や特別展等で順次紹介を行っています。今期はこの中の「郷土人形」のうち、三河地方の人形を中心とした約70点を展示します。


|郷土人形コレクションについて|
本館所蔵の579点は、京都芸術短期大学の元学長・大江直吉氏(1906-2012)のご遺族により、2014年に寄贈いただいたものです。大江氏は浮世絵の収集家・研究家としても知られ、なかでも幕末〜明治期の浮世絵師・豊原国周の作品を多数収集し、本学に寄贈されています。また昭和30年代からは伏見人形を中心とした土人形を、北野天満宮の御縁日や東寺の弘法市などで熱心に買い集められ、その旺盛な収集意欲は百歳を過ぎても続いていたということです。そうしたコレクションは、失われつつある庶民の信仰や生活文化を今に伝える貴重な文化遺産として、きわめて興味深い資料となっています。


|伏見人形について|
京都の伏見稲荷大社付近で作られた土人形。霊験があるとされた稲荷山の土を持ち帰る風習がもともとあり、住民がその土を丸めて粒に作り売るようになったのが始まりと言われます。それが様々な姿をした土産物に変化して、また子供の玩具としても喜ばれ、珍重されました。多い時には60軒もの窯元が伏見街道に軒を連ねていましたが、現在では寛延年間(1750年頃)創業の「丹嘉」が残るのみです。けれども、今回展示する三河地方の人形も含め全国で90種類以上ある土人形の中で、伏見人形の系統を引かないものはないと言われるほどの元祖であり、民俗的な美しさは時を超えて私たちの心をなごませています。
費用 -
定員 -
申込方法 -
主催 京都造形芸術大学 芸術館
お問合せ 075-791-9243/geijutsu-kan@kuad.kyoto-art.ac.jp
URL http://geijutsu-kan.com/
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