2025.07.08
- 展覧会
- 近畿圏
甘い広告――大正・昭和の洋菓子にみるデザイン文化
2025. 07/17 (木)
2025. 07/30 (水)
10:00
17:00
日曜・祝日 休館
京都芸術大学 芸術館
このたび芸術館では、『甘い広告――大正・昭和の洋菓子にみるデザイン文化』を開催いたします。
大正から昭和期にかけて、キャラメルやチョコレートといった洋菓子の商品は、工場で機械生産され、菓子の形状や包装の規格化が進められました。そして、これらの洋菓子の消費を促すために、宣伝活動が活発化します。
パッケージ、ポスター、新聞や雑誌の広告だけでなく、映画やコンサートといったイベント、おまけ、PR誌にいたるまで、さまざまなメディアを駆使した数多の広告が街中に流布しました。これらのグラフィックを拾い集めると、色鮮やかで装飾的で、時に洗練され実に甘やかな菓子のデザイン世界が展開されていたことに気づきます。
この展示では、「私たちが使用するあらゆる事物に美的性格を与える多様な活動の総体」としてデザインを捉えながら、戦前日本の製菓会社である森永製菓、明治製菓、江崎商店、新髙製菓が制作・発行したグラフィック資料約80点を通して、洋菓子の甘い味わいがどのようにデザインされたかを辿ります。大正・昭和の菓子文化とデザイン文化が交差するありようを感じていただければと思います。
本企画は、本年度より京都芸術大学芸術館が取り組む「芸術館を活かし、本学学生・教員の制作・研究・教育活動と協働する近現代のアート・デザインの展示」のひとつです。
また、本展と同時開催の『わらわらわらべ 饅頭食いと浮世絵・郷土人形の子どもたち』も併せてお楽しみください。
大正から昭和期にかけて、キャラメルやチョコレートといった洋菓子の商品は、工場で機械生産され、菓子の形状や包装の規格化が進められました。そして、これらの洋菓子の消費を促すために、宣伝活動が活発化します。
パッケージ、ポスター、新聞や雑誌の広告だけでなく、映画やコンサートといったイベント、おまけ、PR誌にいたるまで、さまざまなメディアを駆使した数多の広告が街中に流布しました。これらのグラフィックを拾い集めると、色鮮やかで装飾的で、時に洗練され実に甘やかな菓子のデザイン世界が展開されていたことに気づきます。
この展示では、「私たちが使用するあらゆる事物に美的性格を与える多様な活動の総体」としてデザインを捉えながら、戦前日本の製菓会社である森永製菓、明治製菓、江崎商店、新髙製菓が制作・発行したグラフィック資料約80点を通して、洋菓子の甘い味わいがどのようにデザインされたかを辿ります。大正・昭和の菓子文化とデザイン文化が交差するありようを感じていただければと思います。
本企画は、本年度より京都芸術大学芸術館が取り組む「芸術館を活かし、本学学生・教員の制作・研究・教育活動と協働する近現代のアート・デザインの展示」のひとつです。
また、本展と同時開催の『わらわらわらべ 饅頭食いと浮世絵・郷土人形の子どもたち』も併せてお楽しみください。
費用 | 無料 |
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定員 | なし |
申込方法 | 予約不要 |
主催 | 京都芸術大学 芸術館 |
お問合せ | geijutsu-kan@kua.kyoto-art.ac.jp |
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