2015.02.24
- 映像・舞台
- 近畿圏
《Showing》02 写真
山びこのシーン
2015. 03/03 (火)
18:30
開演 18:30 (受付・開場は30分前)
瓜生山キャンパス 京都芸術劇場 春秋座
アーティストと研究者が「創作」と「研究」を並行して行う場として立ち上がった、本学2014年度共同研究プロジェクト「想起の空間としての劇場」の企画として、アーティストが上演を行う《Showing》が春秋座で開催されます。
シリーズ第二弾となる今回は、写真メディアを扱う美術家・加納俊輔さんによる作品『山びこのシーン』です。
《Showing》シリーズは、「公演」における各要素の中で、複製技術を持つメディアを取り上げ、その固有性を丁寧に見つめ直すことで、それぞれの視点から劇場へと向かう創作を試みます。
※上演後、倉石信乃氏(明治大学教授)、八角聡仁氏(批評家、近畿大学教授)をお招きして、加納さんを交えた3者でのアフタートークを開催します。
(下記、HPより引用)
『山びこのシーン』
山の中で「ヤッホー」と叫ぶ。すると、むこうの山から「ヤッホー」と返ってくる。
昔の人たちは、この現象を山の精霊が自分の声色を真似て応えているのだと思っていたことから、山の神、山の精霊の意味をもつ「山びこ」と名付けた。でも、今この日本に住んでいるぼくたちは、この「山びこ」を山の精霊の仕業だと素朴に信じることは難しい。
ここにあったものが、一度むこう側に行って、そして全く同じ状態で返ってくる。ぼくたちは、この「山びこ」という現象を、発された声(音波)が、山の斜面や物体にぶつかり、反響したものがこちらに返ってきていると知っている。でも、実際のところはどうなのだろうか。今自分が居る場所から確認できないむこうの山で、本当に反響が起きていたのか、あるいは精霊が声を真似たことをどうして否定できるのか、それをぼくたちは確認することはできない。反響なのかもしれないし、山の精霊の仕業なのかもしれない。
さっきぼくが発した声は、反響であろうと精霊の声真似であろうと、いずれであっても、「さっきぼくが発した声」として返ってくる。それら二つは行きも帰りも同じ姿をしているが、実は全く違うプロセスを経て戻ってきている。
とにかく、今ここで確認できるのは目の前にあるものとその後に示される記録だけ。それらをじっくりと眺めること、あとその見ることの出来ない「むこうの山」のことを想像してみること。
シリーズ第二弾となる今回は、写真メディアを扱う美術家・加納俊輔さんによる作品『山びこのシーン』です。
《Showing》シリーズは、「公演」における各要素の中で、複製技術を持つメディアを取り上げ、その固有性を丁寧に見つめ直すことで、それぞれの視点から劇場へと向かう創作を試みます。
※上演後、倉石信乃氏(明治大学教授)、八角聡仁氏(批評家、近畿大学教授)をお招きして、加納さんを交えた3者でのアフタートークを開催します。
(下記、HPより引用)
『山びこのシーン』
山の中で「ヤッホー」と叫ぶ。すると、むこうの山から「ヤッホー」と返ってくる。
昔の人たちは、この現象を山の精霊が自分の声色を真似て応えているのだと思っていたことから、山の神、山の精霊の意味をもつ「山びこ」と名付けた。でも、今この日本に住んでいるぼくたちは、この「山びこ」を山の精霊の仕業だと素朴に信じることは難しい。
ここにあったものが、一度むこう側に行って、そして全く同じ状態で返ってくる。ぼくたちは、この「山びこ」という現象を、発された声(音波)が、山の斜面や物体にぶつかり、反響したものがこちらに返ってきていると知っている。でも、実際のところはどうなのだろうか。今自分が居る場所から確認できないむこうの山で、本当に反響が起きていたのか、あるいは精霊が声を真似たことをどうして否定できるのか、それをぼくたちは確認することはできない。反響なのかもしれないし、山の精霊の仕業なのかもしれない。
さっきぼくが発した声は、反響であろうと精霊の声真似であろうと、いずれであっても、「さっきぼくが発した声」として返ってくる。それら二つは行きも帰りも同じ姿をしているが、実は全く違うプロセスを経て戻ってきている。
とにかく、今ここで確認できるのは目の前にあるものとその後に示される記録だけ。それらをじっくりと眺めること、あとその見ることの出来ない「むこうの山」のことを想像してみること。
費用 | 入場無料 |
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定員 | - |
申込方法 | 「氏名」「人数」「連絡先」をお書き添えの上、2014showing@gmail.com まで。 |
主催 | 舞台芸術研究センター/京都造形芸術大学<舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点>2014年度共同研究プロジェクト「想起の空間としての劇場」研究代表者 横堀応彦 |
お問合せ | E-mail:2014showing@gmail.com |
URL | http://show-ing.tumblr.com/post/109788773844/showing-02 |
関連卒業生 | 荒木優光(映像舞台芸術学科 2004年度)〔構成補助〕 |