歴史遺産学科

文化財保存修復・歴史文化コース

Conservation of Cultural Property and Historical Culture Studies Course

歴史と文化を活かした
地域社会を創造する。

「歴史遺産」とは、暮らしの中で生み出され、代々受け継がれてきた文化的な遺産です。世界遺産に登録されるような社寺はもちろんのこと、町家や民家、仏像や書画、伝統的工芸品などがあります。
わずか50年前にはありふれていた京町家の町並みや美しい田園風景も、調和を失い衰退しつつあります。
歴史や文化の伝統や継承について考えることは、かつての人々の営みを知り、現在と未来を考えるための視座を与えてくれます。
過去を知り、歴史を学ぶことは、未来に向かいどう生きていくかを考えること。一級の文化財のみならず、身近な歴史遺産の調査・研究や保存・修復・活用の実践を通じて、先人の知恵と工夫を取り入れた、豊かな地域社会を創造していきましょう。

学べる分野
  • 歴史文化学
  • 考古学・歴史まちづくり
  • 文化財保存修復(書画・古写真、古文書、民具、祭礼具、仏画・仏像、漆工芸品、庭園、建築彩色、考古遺物)

文化財保存修復・歴史文化コースだからできること

ホンモノの歴史に触れる

京都には古代から現代までの様々な文化財があります。平安時代の平等院の絵画や建築を訪ね、発掘調査で出土した遺物を手にとり調査するなど、本や写真からでは学ぶことのできない体験ができます。

海外の文化財に学ぶ

世界の様々な地域の文化財についての知見を広げるため、中国・西安やカンボジア・アンコール遺跡群などで学ぶ海外遺跡学研修(正課外授業)に参加できます。

京都ならではの“庭園考古学”

2018年度より、遺跡を調査する考古調査士を育成する科目を設定しています。さらに、全国で唯一、文化財庭園の調査技術を身につけることができる京都ならではの実習があります。

カリキュラム

1
年生

実物の歴史遺産に触れ、見て考え、修復のための基礎を身につける。

歴史遺産に関する考え方・基本姿勢を講義で学ぶとともに、京都の歴史遺産を見学するフィールドワークや保存修復調査・計画によって、自身の目で見て、考え、修復に取り組むための基礎を身につけます。

PICK UP! 授業

フィールドワーク

神社・寺院、町家、町並み、祭礼など、世界遺産から身近な生活空間まで、京都の歴史遺産に足を運びます。詳しい解説を聞きつつも、自らの観察力によって歴史や文化財の価値を読み解いていきます。

歴史遺産を守る調査と計画

京都の歴史遺産を守っていくため、京都市内の社寺や町並みを実際に調査します。そしてその特徴を発見し、歴史遺産としての価値を継承するための保存修復計画を提案する実践的な実習です。

2
年生

歴史遺産・保存修復に関する幅広い知識や技術を手に入れる。

専門的な講義によって、歴史遺産の幅広い分野の知識を身につけるとともに古文書実習やプロジェクト型実習を通じて保存・修復の基礎的な技術について学びます。

PICK UP! 授業

古文書から歴史と文化を探る

古文書の内容や歴史について、共同作業で調べます。古文書読解能力を習得することによって、実際に社寺や地域に伝わる資料を調査し、知られざる地域の新たな歴史を発見することが可能となります。

保存修復・保存科学の基礎を学ぶ

保存修復や保存科学の基礎的な知識を得ることを目的に、装潢(表装した書画)文化財、漆工芸、日本画模写、文化財の素材について学びます。

3
年生

領域別のゼミや演習で研究の実践的能力を養う。

専門領域にわかれ、学生自らの問題意識にそって調査・研究や実習・実験などの実践を通じて研究課題に取り組みます。さらにプロジェクト型の実習によって、より専門領域での学びを深めます。

PICK UP! 授業

テーマ別の実践演習

「古文書・絵画の保存修復」「民俗文化財の調査」「寺院の古文書調査」などのクラスに分かれて行う演習科目です。少人数で実践的な課題に取り組み、文化財についての理解を深めます。

専門領域を深める

文化財保存修復領域では脱乾式技法を用いてのレリーフ制作、歴史文化領域では古文書・典籍の調査、考古学・歴史まちづくり領域では遺跡の発掘調査に取り組みます。

4
年生

個々の歴史遺産に関する調査・研究・活動成果を社会に発信・提案する。

それぞれの研究課題に即した卒業論文を完成させます。研究内容は学生により様々で、調査・研究・復元制作など幅広く取り組みます。先行研究を踏まえ、今後あるべき歴史遺産の姿を追究します。

PICK UP! 授業

卒業制作・研究

4年間の集大成として、歴史遺産の保存・修復・活用に関する研究論文を発表。社会に成果を還元します。地域住民や行政担当者からもアドバイスを受け、幅広い視点から研究をすすめます。卒業制作展では研究成果をわかりやすく発表するための展示にも取り組みます。

卒業論文題目(一部抜粋)

  • ・魚吹八幡神社秋季例祭における屋台の継承
  • ・京町家の保存活用の問題
  • ・感性を刺激する現代の水族館
  • ・日本の伝統工芸と万国博覧会 ─伝統技術の再評価と発信方法の提案─
  • ・正倉院に伝わる赤紫臈纈 几褥の復元的技法研究

歴史遺産学科 コース一覧

Conservation of Cultural Property and
Historical Culture Studies Course

歴史と文化を活かした
地域社会を創造する。

学べる分野

  • 歴史文化学
  • 考古学・歴史まちづくり
  • 文化財保存修復(書画・古写真、古文書、民具、祭礼具、仏画・仏像、漆工芸品、庭園、建築彩色、考古遺物)

受験生向け情報

KUAD 受験生向け情報

芸大のなかにある歴史遺産学科でしか学べない教育とは!?

芸大のなかにある歴史遺産学科でしか学べない教育とは!?

KUAD BLOG 学科の最新情報・作品紹介はこちら

KUAD BLOG 学科の最新情報・作品紹介はこちら