美術工芸学科
総合造形コース
ものづくりの現場からアーティストまで
陶芸・彫刻・現代美術で自らの表現に挑む。

学べる分野
学べる分野│彫刻|陶芸|現代美術|3Dモデリング|デジタルファブリケーション
将来のキャリア・就職
多彩な素材で培った柔軟な発想力で
造形・美術分野のプロフェッショナルに。
幅広い企業のあらゆるものづくりの現場、造形業や原型師、舞台美術の分野への就職、大学院への進学など、さまざまな進路があります。本コースでは、多彩な素材を扱う技術面だけではなく、柔軟な発想力も身につけることが可能です。これらの経験は、臨機応変に物事へ対応できる人間力となり、どんな道に進んでも力強く活かせます。
主な就職先
デザイン・企画・造形
LIXIL│ワコール│毎日新聞社│つむら工芸│SANDWICH│カイカイキキ│昭栄美術│
シミズオクト│海洋堂│ヤスダモデル│松田モデル│デザインココ│RESTORE│
吉忠マネキン│七彩│キャロットカンパニー│カリモク家具│スズキ│トップライズ│
澤村義肢製作所│JIKAN Design│graf│伏見工芸
販売・営業・事務
KCJ GROUP(キッザニア)│ABC Cooking Studio│近鉄ケーブルネットワーク│
リゾートトラスト│カインズ
大学院進学
京都芸術大学│京都市立芸術大学│東京藝術大学│武蔵野美術大学 ほか
入学に必要なスキル・知識
デッサンや美術を学んだ経験がない方も、このコースを目指すことが可能です。体験授業に取り組む姿勢や意欲などから能力や適性を評価する授業形式の入学試験に是非チャレンジしてください。
コースの特色
- 陶芸・彫刻・現代美術の3領域を学ぶ
- デジタル技術とアナログ手法を活かす
- 3つのアトリエで自由に制作
- 自然の中の穴窯での陶芸実習
- 学外展覧会や卒業制作展で作品を発信
4年間の学び
造形の基本を習得。
さまざまな素材に触れる体験を通して、基本となる素材の扱い方や考え、造形感覚を養います。木や金属などの中から、興味ある素材の授業を選択できます。

立体表現の原点を土から学ぶ
あらゆる立体的表現のエッセンスが詰まった塑像づくりに挑戦。「土」を使った制作を通して、ボリュームや量感、ラインの捉え方など、立体づくりに必要な感性を体得していきます。
両方から表現を学ぶ。
薪に火をくべて焼き物をつくったり、3Dプリンタで立体作品をつくったりと、アナログ手法とデジタル技法を往復しながらさまざまな制作に取り組みます。

デジタル技術の基礎と表現
3Dモデリングやレーザー加工など、デジタル技術を基礎から学びます。アナログからデジタルまで、身につけた技術を活用することで、新たな表現の可能性を探ります。
専門性を定める。
どんな技法や素材を探究していくか、自分の進む方向性を定め、それぞれのアトリエで作品を制作。見つけた方向性が、将来の進路にもつながります。

アトリエでの制作
彫刻・陶芸・現代美術のアトリエで、専門的な教員の指導のもと制作を行います。学外で行う展覧会の運営や進路サポートを通して、作品を発信することや社会との向き合い方を考えます。
その経験が自身の糧に。
技法や素材、表現形式などのさまざまな研究を行い、卒業制作に取り組む1年。研究を通して自身の方向性や専門性を深め、より高度な表現を目指します。

卒業制作
卒業制作では、「つくるとは何か」といった目的や手段についても考えを深めます。これまで積み重ねてきたものを、より高めていくための修練が、卒業後も活きる経験となります。
TOPICS
これも、総合造形コース。多様な制作を実現できるアトリエ
学内の工房「彫刻アトリエ」「セラミックアトリエ」「ウルトラファクトリー」を制作の拠点として自由に活用可能。専門的な教員の指導のもと、工作機械やデジタル機械を用いた制作にも挑戦。それぞれが目指す多彩な表現をかたちにできます。
作家から就職まで幅広い進路
領域を横断する個性的なアーティストや、3Dモデラー、舞台のセット製作、製品デザイナーなど、制作経験を活かしたデザイン・造形の専門職も多く輩出する本コース。複合的な学びで身につけた柔軟性を活かし、企業の総合職で活躍する人も。
自然の中での陶芸実習
大学が所有する施設「黒田村アートビレッジ」にある本格的な穴窯を利用し、3日間薪をくべながら作品を焼成していく実習は、本コースの名物授業。自分がつくった器やオブジェが窯の中で変容する様子を、間近で見られる貴重な機会です。
あらゆる業界で活躍する講師陣
現代美術家のヤノベケンジ先生をはじめ、フィギュア制作会社や造形工房などの業界で活躍する幅広い講師陣が揃います。直接指導を受けることはもちろん、インターンや工房見学など現場を体験する機会も多く、卒業後の進路決定にも役立ちます。


学生作品
教員紹介
卒業生紹介美術工芸学科
大学1年生の頃から「対話型鑑賞」と呼ばれる鑑賞法を繰り返し、作品と人のかかわりについて考える日々を過ごす。芸術や文化とのかかわりが深く、「対話型」の経営を大切にする社風に惹かれて京都信用金庫に入庫。「ゆたかなコミュニケーション室」に所属し、イベント企画や広報誌の制作など、地域と人、人と人をつなぐ活動に携わっている。
「シェル美術賞2020」学生特別賞、「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」Proactive賞受賞。現在は京都にアトリエを構え「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2022」やグループ展「DAWN-EXPOSITION2021.04-」に参加。2022年には個展「outline」「ピースとホール」を開催するなど、次々と作品を発表している。

京都日本画新展2021優秀賞、京都芸術大学松陰芸術賞、Seed山種美術館日本画アワード2019、第一回三越伊勢丹千住博日本画大賞展入選、佐川美術館粟和田栄一賞、日本美術院院友。植物をテーマに制作しています。

京都府下の高校の、美術・工芸に関する部活動の委員長をしながら、授業は普通科の工芸や美術・工芸専攻の授業を担当している。部活動は美術部と女子バレーボール部を担当。
コース活動紹介 最新ニュースをPICKUP!
取得できる資格
- 中学校教諭一種免許状(美術)
- 高等学校教諭一種免許状(美術、工芸)
- 博物館学芸員
全学科参加型
プロジェクト
学年や学科を飛びこえて、
社会とつながる教育プログラム