2013.09.03
- 展覧会
- 近畿圏
しょうぶ学園展
細胞の記憶 表現のかたち
2013. 09/26 (木)
2013. 10/12 (土)
10:30
18:30
9/27(金)17時からギャラリートーク、最終日10月12日(土)は17時まで
瓜生山キャンパス ギャルリ・オーブ
なぜ人は表現するのか、人が全的に成長する上で芸術の果たす役割を考える展覧会
この度、こども芸術学科プロジェクトとして、鹿児島県の社会福祉施設SHOBUにある「工房しょうぶ」の取り組みを紹介します。そこには、こども芸術学科の理念にある、「なぜ人は表現するのか」、そして「人が全的に成長する上で芸術の果たす役割と可能性」を考えるための重要なヒントがあるからです。
まず、これらの作品群。誰かが決めたルールに従って作業するのではなく、一人ひとりのやりたい気持ちを尊重する環境が整えられた中で、黙々と彼らの創作は進行します。その日々の痕跡には、彼らが呼吸した時間が凝縮し、圧倒的な存在感をもって迫ってきます。さらに、完成した作品に当の彼らの多くは全く関心を示さず、ただつくるための瞬間に幸福を感じているということに驚かされるのです。
そして、障がいをもつ人達の行為の痕跡をシャツに仕立てるなど、積極的な関わりをもって作品化し、展覧会の開催や商品としての流通などヘと繋ぐ、芸術する心を持ったスタッフの存在です。お互いを尊重した、コラボレーションするユニークな支援のあり方こそが共存という重要なキーを担っています。
本展覧会の実現に向け、こども芸術学科の学生有志が積極的に関わってきました。タイトル「細胞の記憶−表現のかたち」は、実作品や膨大な作品リストに触れながら、学生が活発な議論を重ね決定したものです。
現代社会のリズムに適合するべく多忙を極める私たちの生活と、障がいを持つ彼らの工房しょうぶでの創造的な生活とのあいだを問うことは、人の幸福な生き方とは何かを問うことでもあります。芸術大学で表現を志す学生、福祉の現場で支援に関わる方々をはじめ、関心を持っていただいたすべての皆様と、考察を深められれば幸いです。
まず、これらの作品群。誰かが決めたルールに従って作業するのではなく、一人ひとりのやりたい気持ちを尊重する環境が整えられた中で、黙々と彼らの創作は進行します。その日々の痕跡には、彼らが呼吸した時間が凝縮し、圧倒的な存在感をもって迫ってきます。さらに、完成した作品に当の彼らの多くは全く関心を示さず、ただつくるための瞬間に幸福を感じているということに驚かされるのです。
そして、障がいをもつ人達の行為の痕跡をシャツに仕立てるなど、積極的な関わりをもって作品化し、展覧会の開催や商品としての流通などヘと繋ぐ、芸術する心を持ったスタッフの存在です。お互いを尊重した、コラボレーションするユニークな支援のあり方こそが共存という重要なキーを担っています。
本展覧会の実現に向け、こども芸術学科の学生有志が積極的に関わってきました。タイトル「細胞の記憶−表現のかたち」は、実作品や膨大な作品リストに触れながら、学生が活発な議論を重ね決定したものです。
現代社会のリズムに適合するべく多忙を極める私たちの生活と、障がいを持つ彼らの工房しょうぶでの創造的な生活とのあいだを問うことは、人の幸福な生き方とは何かを問うことでもあります。芸術大学で表現を志す学生、福祉の現場で支援に関わる方々をはじめ、関心を持っていただいたすべての皆様と、考察を深められれば幸いです。
費用 | − |
---|---|
定員 | − |
申込方法 | − |
主催 | 京都造形芸術大学 こども芸術学科 |
お問合せ | 京都造形芸術大学ギャルリ・オーブ |
URL | http://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=11634 |