美術工芸領域FINE & APPLIED ARTS FIELD
彫刻/立体造形、 陶芸、 染織テキスタイル、 映像メディア、 日本画、 油画、 版画

プロフェッショナルとしてのクオリティーを獲得する
本領域では、世界の第一線に立てるアーティスト、あるいは、各々の分野でプロフェッショナルとして活躍できる人物の輩出をめざし、そのために必要なクオリティーを磨き上げていきます。技術や専門性を高めるとともに、自己の作品や立ち位置を客観的に見つめられる視点を身につけ、作品を言語化して社会と結びつけていく力を養います。
[ 領域の特長 ]
現役作家と直結した、ゼミ活動と実践
椿昇、名和晃平、ヤノベケンジをはじめ、第一線で活躍する作家たちが間近で現代美術に取り組む本学。「ウルトラファクトリー」や名和晃平が主催する「SANDWICH」で、その創造の現場にふれ、自らも創作やプロジェクトを手がけながら、作家としての自覚をまとっていきます。
社会とつながるチャンスが、ふんだんにある環境
鬼頭健吾、大庭大介らが“今、学生に会わせたい”ART関係者を招へいする「Pr PROJECTS」や、著名なギャラリストやコレクターが訪れる「修了展」など、自主的・主体的に動くことで、様々なチャンスを享受できる環境があります。

[上]修士1年中間発表展のゲスト講師による講評会風景
[中]WAITING ROOMにて教員と修了生の企画展「大鬼の住む島」集合写真
[下]修士2年作品展での講評風景
[ 領域長メッセージ ]
ひとつのことに、すべてを注ぐ2年間を
大学院では、学部時代に見つけた自分の「核」となるテーマや表現をもとに、作品の「クオリティー」をどこまで高められるかが、ひとつの鍵になると考えています。少なくとも同世代の中でトップに立たなくては、プロとして第一線でやっていくことは難しい。全国に優秀な学生がいる中で、抜きん出ていかなければならない。そのためにも、大学院では自分のやりたいこと一本に、すべてを注いでもらいたいと思います。2年間集中することができれば、どんな世界に行っても、それは生きる。大学院に入ったばかりの4月と、修了間際の3月とでは、学生の目つきも全然違います。やった人は、伸びていく。みなさんの変化と成長を、楽しみにしています。

美術工芸領域長
大庭 大介
画家。2005年本学卒業後、2007年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究分野修了。「関係、偶然性、光、次元、行為」をテーマに、特殊な絵具や様々な道具、独自の方法論をもとに絵画を多角的に展開させる。個展、グループ展など、国内外で発表している。