2020.01.28
- 展覧会
- 近畿圏
桐生眞輔 写真展「文身」
2020. 02/20 (木)
2020. 03/04 (水)
10:30
18:30
大阪ニコンサロン
大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
大阪ニコンサロンにて、桐生眞輔(文明哲学研究所特別研究員)の写真展「文身」が開催されます。
*写真展「文身」 https://www.nikon-image.com/activity/exhibition/salon/events/201706/20200129.html
(写真展サイトより)
わたしは写真と書を用いて、「人間という存在」について問いかけます。
プロジェクトとして、わたしは「祈り・誓い・願い」から文身を施す人を、インターネット等により募集しました。その、祈り、誓い、願いが、言葉となり、また、一文字の書となったものが、ここに見る、その身体へ刻まれています。その過程や、そこでの姿が、ここに写し出されています。
「文身」と書いて「ブンシン」と訓みますが、訓読して、これを「イレズミ」と訓むこともできます。この「イレズミ」は、宗教や文化等に応じて幾つかの意味や価値を生じさせる多義性を持つ行為となっています。日本においてイレズミは、刑罰としての「負の文脈」を有しながら、一方で祈りや誓い、願いや神聖化の意味合いで行われる「正の文脈」を併せ持つ行為でした。
身(からだ)への文(あや)、それを見る人の心には、美醜、尊卑、善悪というように、異なる感情へのズレが存在することになります。このような行為と意味の間にある「意識のズレ」を扱うことで、わたしは「人間性」について問いを投げかけています。
そして、また、これら「ことば」と「からだ」という二つの個人性から、「人間の生命」や「時間というもの」に対して、まなざしを向けていきたいと考えています。
(桐生眞輔)
*写真展「文身」 https://www.nikon-image.com/activity/exhibition/salon/events/201706/20200129.html
(写真展サイトより)
わたしは写真と書を用いて、「人間という存在」について問いかけます。
プロジェクトとして、わたしは「祈り・誓い・願い」から文身を施す人を、インターネット等により募集しました。その、祈り、誓い、願いが、言葉となり、また、一文字の書となったものが、ここに見る、その身体へ刻まれています。その過程や、そこでの姿が、ここに写し出されています。
「文身」と書いて「ブンシン」と訓みますが、訓読して、これを「イレズミ」と訓むこともできます。この「イレズミ」は、宗教や文化等に応じて幾つかの意味や価値を生じさせる多義性を持つ行為となっています。日本においてイレズミは、刑罰としての「負の文脈」を有しながら、一方で祈りや誓い、願いや神聖化の意味合いで行われる「正の文脈」を併せ持つ行為でした。
身(からだ)への文(あや)、それを見る人の心には、美醜、尊卑、善悪というように、異なる感情へのズレが存在することになります。このような行為と意味の間にある「意識のズレ」を扱うことで、わたしは「人間性」について問いを投げかけています。
そして、また、これら「ことば」と「からだ」という二つの個人性から、「人間の生命」や「時間というもの」に対して、まなざしを向けていきたいと考えています。
(桐生眞輔)
費用 | 無料 |
---|---|
定員 | なし |
申込方法 | 申込不要 |
主催 | ニコンサロン |
お問合せ | 大阪ニコンサロン TEL:06-6348-9698 |