展示・イベント

2022.01.11

  • 展覧会
  • 近畿圏

PICTURE – FOCUS

2022. 01/08 (土)

2022. 01/29 (土)

13:00

19:00

定休日:火・水

hitoto

大阪市北区天神橋5-7-12 天五共栄ビル301
京都を拠点に活動する美術作家、城下浩伺は大阪 天満のギャラリー「hitoto」にて、初の作品集「PICTURE - FOCUS」の出版を記念して展示を行います。
2020年から取り組んでいる「PICTURE」「FOCUS」両シリーズより、作品集掲載作品の他、新作を発表いたします。
また会期中、下記URLにてオンライン展示を同時開催いたします。
https://koji-shiroshita.com/picture-focus

【作品ステートメント】
PICTURE

どこまでが絵なのか
どこから絵でなくなるのか
僕はこれは、まだ絵だと思う

絵画の本質とはどこに存在するのか?これは、SNS などを通してデジタルデバイスのディスプレイで絵を見る機会が圧倒的に多くなってきているここ数年、持ち続けてきた疑問である。それは、作品のいわゆる「実物」にしか存在しないのか。ディスプレイに表示されるイメージと「絵画」の違いは何なのか。
「PICTURE」は、支持体に絵具が定着する前のまだ液体として生々しい瞬間を写真で捉え、それをプリントしたものを「絵画」として提示する試みである。この行為は、冒頭の疑問を撮影、プリント、展示という工程を経て問うものでもある。絵画の “本質” が、絵具によって支持体に塗り込められたものとするのならば、「PICTURE」は “本質” をそこから解放する。
 


FOCUS

距離感の境界、
すっかり見え方が変わってしまった世界

「FOCUS」の着想の元になっているのは、スマートフォンの通信速度制限中に SNS に現れる読み込み完了前のぼやけた写真や、動画の 1 シーンに映り込んだピンボケ背景などのいわゆる「ぼけ画像(blurred image)」である。スマートフォンが画像を読み込み終わるまでの数秒間、または動画のカメラワークがパンする瞬間、目に入ってきたそれらのイメージをキャプチャによって捕らえ、それを元に描いた「元画」を全てアウトフォーカスで撮影してもらい、複数枚撮影した写真から 1 枚を選び出して、プリントしたものが作品となる。
筆致を重ねた絵の画面は、再度撮影・プリントアウトという工程を経る事で積層された情報が統括されてフラットになり、後にはどこにも焦点の合わない、イメージのエッセンスが残る。これらのイメージに、私は、新型コロナウイルスの出現を分岐点としてすっかり見え方が変わってしまった世界や、感染拡大によって感じるようになった人や物事との距離感の不分明さを見る。

【城下浩伺 作品集「PICTURE-FOCUS」】
城下浩伺初の作品集を展示会場およびオンライン展示サイトにて販売いたします。

「PICTURE-FOCUS」3冊組・ケース入り・ナンバリング入り

「PICTURE」B5 判 │20 頁│中綴じ冊子│変則観音折
「FOCUS」174×261mm│40 頁│上製本 
「PICTURE-FOCUS に寄せて 三保谷将史」日英バイリンガル│B5 判│16 頁│中綴じ冊子

通常版 ¥5,900(税込 ¥6,490)
スペシャルエディション[ドローイング付き] ¥12,000(税込 ¥13,200)
費用
定員
申込方法
主催 城下浩伺
お問合せ info@koji-shiroshita.com
URL https://koji-shiroshita.com/picture-focus
関連卒業生 城下浩伺
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