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2020年5月18日(月)

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学長メッセージ「中国同窓会の皆様へ マスクご寄付の御礼」

2020年5月18日 京都芸術大学学長 尾池和夫

とてもありがたいプレゼントが瓜生山学園の中国同窓会から届きました。中国同窓会の皆さまに深く感謝の意を申し上げ、同時に学園の皆さんへのご報告といたします。

中国同窓会からのプレゼントには、「新型コロナウイルスの影響で京都もまだ安全ではないと聞き、学園中国同窓会のメンバーが、卒業生として大学に対して何かできることはないかとの想いから、教職員の皆様をはじめ、お世話になった方々に気持ちを伝えたくて、マスクを寄付することを決めました。在日本の卒業生に頼んで、既に日本政府が認証した、安心で品質が保証できるマスク約5000枚を購入しましたので、お受け取りください。」とありました。

本日それが手元に届き、たいへんうれしく、感激して受領しました。卒業後、変わらず母校のことを大切に想ってくださっている同窓生の皆さんの温かいお気持ちに、瓜生山学園 德山理事長、北村事務総局長ともども、たいへん感謝しております。本当にありがとうございました。

瓜生山学園への初めての外国人留学生が、1980年に西安から来られました。学園創立者の徳山詳直が自ら迎えに行き、洛陽から上海へ移動する列車の中で入学式を行いました。私が2017年、同窓会西安支部の発会式に行ったとき、西安支部会長のその時の留学生である党晨さんは「芸術で人類の平和に貢献する」という徳山詳直の言葉をよく覚えていると言われました。もう1人の留学生、岳鈺さんは西北大学に名前を冠する美術館を持つ仏教美術の画家です。京都に来て仏教画の存在を知ったと言います。

マスクのプレゼントから学園のそのような歴史を思い出しています。まだまだ中国もたいへんな状況が続きます。どうか同窓会の皆さまもお体大切にお過ごしくださいますように祈っております。京都でも感染者数はようやくゼロという日を迎えてはおりますが、油断はできません。その中で、教職員も在校生も、負けずに学習を続ける努力をしています。皆さまからのプレゼントは、そのような私たちに、本当に心強いメッセージとともに届けられました。それを励みとして、今しばらく努力を続けてまいります。

中国同窓会の皆さま、本当にありがとうございました。

 

 

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