お知らせ

2023年9月7日(木)

  • プレスリリース

脱炭素に「触れ、学び、取り組む」ことで生活者の意識を変える第一歩を「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC)」設立に伴い、京都芸術大学がサポーターとして参画

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 吉川左紀子、以下「京都芸術大学」)は、株式会社 日本総合研究所(東京都品川区/代表取締役社長 谷崎勝教、以下「日本総研」)が主催者として企画・推進するコンソーシアムにサポーターとして参画いたします。

CCNCでは、脱炭素の取り組みに触れて認知を広げ、学びを通して楽しみ、興味をもって自分ゴト化する機会を用意し、生活者とともに脱炭素社会の実現に挑戦します。今後、①実証参加企業同士の情報交換・勉強会、②みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト、③脱炭素に関する情報発信・啓発活動、の3つの活動を展開します。
京都芸術大学はコンソーシアムのサポーターとして参画し、施策やコンテンツの開発に係る協力・助言を提供していきます。
カーボンニュートラルという難問について、企業と生活者がともに普段の生活の中で、「触れる」、「学ぶ」、そして解決へ向けて「取り組む」ことを促進する協創型実証実験「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」に、本学学生が制作したキャラクターを提供いたしました。

左から、石鍋大輔准教授、森 真琴・3年生、平良 夏海・2年生、川本 華南子・3年生、川向正明非常勤講師

カーボンニュートラル

カーボンニュートラルとは、温室効果ガス排出量を削減し、残った排出を吸収できる活動を通じて気候変動対策を強化する国際的な取り組みです。企業と社会が環境への負荷を減少させる必要性が高まっており、持続可能な社会構築が求められています。企業が脱炭素を進める一方で、個人の意識と行動も重要であり、このコンソーシアムは脱炭素の理解を広め、共同の取り組みを通じてカーボンニュートラルな社会の実現に向けた一歩を踏み出す試みといえます。

学生が創作したキャラクター「CO2モンスター」

対象となる小さいお子様を持つファミリー層に向けて楽しみながら取り組めるように、親しみのあるキャラクター制作の依頼をいただきました。
京都芸術大学 キャラクターデザイン学科 企画プロデュースゼミ(担当教員:石鍋大輔准教授、川向正明非常勤講師)所属の学生16名が、日々の暮らしの中で取り組むことができる「減CO2(ゲンコツ)行動」を学び、そのCO2排出原因に関連したCO2モンスターを創作し提供いたしました。

「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」は、カーボンニュートラルという難問について、企業と生活者がともに普段の生活の中で、「触れる」、「学ぶ」、そして解決へ向けて「取り組む」ことを促進するプロジェクトです。
本プロジェクトでは、大人から子どもまで、脱炭素を楽しく・わかりやすくお伝えし、真面目だけじゃない、身になる学びの機会の提供をコンセプトに、スマートフォンアプリや店舗・商品を通じたクイズや動画コンテンツ、親子参加型の体験イベントなど様々な施策を提供予定で、本学は、脱炭素の挑戦にアートの力で参加し、キャラクターデザインの視点から環境問題を魅力的に伝える役割として芸大生の若い感性でキャラクターを制作いたしました。アートと脱炭素教育を結びつけ、持続可能な未来への理解と行動を促進する独自の貢献を展開いたします。
2024年1月頃を目途にCCNC参画企業である「スギ薬局」3店舗と「万代」1店舗にて、CCNC参画企業らとともに普段のお買い物行動の中で、カーボンニュートラルについて「触れる」、「学ぶ」、そして解決へ向けて「取り組む」ことを促進する実証実験を実施予定です。

(左上)寝みみずく、(右上)ポカピ、(左下)ガウス、(右下)ぬのワン

石鍋大輔准教授のコメント

子供たちの日常にCO2モンスターが住まう空想の世界を提供することによっておこる行動変容は、キャラクターと鑑賞者との関係、ひいてはキャラクターと社会との関係をデザインすることである。CO2モンスター創作は子供たちのこころに訴えかける小さな歯車であり、その訴えによってこころが変われば行動が変わる・行動が変われば習慣が変わる・習慣が変われば社会に…と大きな歯車が動き出すことが期待できる。表現者としての力試しの機会であり、学びの機会をいただいたことに学生たちに代わりまして日本総研様はじめ関係各社様にお礼申し上げます。

川向正明非常勤講師のコメント

持続可能な未来を目指すこの取り組みに参加できることをとても嬉しく思います。キャラクターデザインの視点から、脱炭素の重要性を視覚的に伝えるコンテンツ開発に貢献し、アートを通じて社会意識を高め、共に地球環境への思いを育むきっかけになれば幸いです。また自分達の作品がこれからの社会の指針になるような可能性を持っていることで、創作活動を誇りに思えるきっかけになることを希望します。

CCNCとは

Challenge Carbon Neutral Consortium (チャレンジ・カーボン・ニュートラル・コンソーシアム)の略。
日本総研が活動全体を企画・推進、Daigasエナジー株式会社(代表取締役社長:井上雅之)が脱炭素支援パートナーとして脱炭素に係るソリューション提供や勉強会を主導します。CCNCは、参加企業の協力のもと、身近な商品・売場を通じて脱炭素に触れ・学び・取り組む機会を提供し、生活者の脱炭素に係る行動変容の情報を得て、脱炭素に係る施策の仮説検証と普及啓発を行います。

CCNC参加企業は商品や売場の提供、カーボンフットプリントの算定など各社の役割のもとコンソーシアム活動を展開します。参加企業は以下。
アサヒグループジャパン株式会社(代表取締役社長兼CEO:濱田賢司)、アスエネ株式会社(代表取締役CEO:西和田浩平)、サラヤ株式会社(代表取締役社長:更家悠介)、三幸製菓株式会社(代表取締役CEO:佐藤元保)、株式会社スギ薬局(代表取締役社長:杉浦克典)、日本ハム株式会社(代表取締役社長:井川伸久)、株式会社万代(代表取締役社長:阿部秀行)、株式会社ユーグレナ(代表取締役社長:出雲充)(2023年9月発表時点)
また、本学の他に松村真宏教授(大阪大学大学院経済学研究科)、京都精華大学(マンガ学部マンガ学科、辻田幸広教授)の各大学がコンソーシアムのサポーターとして参画し、施策やコンテンツの開発に係る協力・助言を得て活動を展開します。
今後、①実証参加企業同士の情報交換・勉強会、②みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト、③脱炭素に関する情報発信・啓発活動、の3つの活動を展開していく予定です。

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