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2023年10月17日(火)

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巨大な灯籠の山車「粟田大燈呂」が夜の街を練り歩く。今年も京都芸術大学の学生が大燈呂を制作しました

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 吉川左紀子、以下本学)は、粟田神社(京都市東山区)の最大の祭礼行事「粟田祭」における「夜渡り神事」にて巡行する「大燈呂(ねぶた)」を今年度も制作しました。2008年に本学の学生が180年ぶりにアートの力で大燈呂を復活させて以来、「粟田大燈呂プロジェクト」として毎年大燈呂を制作しています。

 

■本件のポイント
・粟田神社における「粟田祭」の神事の一つ、「夜渡り神事」の巡行が今年は規模を縮小して斎行!(2020年は新型コロナウイルス感染防止の観点で中止。)
・長らく制作されていなかった「夜渡り神事」の大燈呂を、2008年に京都芸術大学の学生が180年ぶりにアートの力で復活させ、その後「粟田大燈呂プロジェクト」として毎年大燈呂を制作。
・2023年は『スサノオノミコト』、『オオナムチノミコト』、『龍』の3基の大燈呂を新制作し、学生も巡行に参加。

粟田祭とは

京都市東山区にある粟田神社における祭礼行事。悪疫退散を願う神社最大の行事となっています。体育の日前々日の「出御祭(おいでまつり)」体育の日前日の「夜渡り神事」、体育の日の「神幸祭(しんこうさい)」「還幸祭(かんこうさい)」、そして15日の「例大祭(れいたいさい)」までの神事・行事を総称して粟田祭と呼んでいます。

今年の大燈呂は『スサノオノミコト』、『オオナムチノミコト』、『龍』の3基を新たに制作

左からスサノオノミコト、龍、オオナムチノミコト

「粟田大燈呂プロジェクト」の活動期間は約半年。祭りの成り立ちや歴史を学ぶため、粟田神社とその地域一体のリサーチを重ね、粟田祭実行委員会の方々へのプレゼンテーションを経て大燈呂を制作します。2023年は、スサノオノミコト、オオナムチノミコト、龍の3基の大燈呂を新たに制作しました。
スサノオノミコトの制作リーダーを務めた上原未羽さん(こども芸術学科・2年)は「素戔嗚命の目の大きさや眉の長さもひとつひとつ確認しながら描いた。勇ましい表情に注目してほしい」と語ります。

 

「夜渡り神事」の粟田大燈呂プロジェクト

大燈呂とは、その名の通り大きな灯篭の山車。今日の「ねぶた」の原型とも言われており、1567年(永禄10年)に行われた「夜渡り神事」の記録に記載されているほど歴史が深いもの。しかし、この大燈呂は長らく制作されることなく、過去の歴史の一つとなっていました。京都芸術大学の学生が取り組む「粟田大燈呂プロジェクト」は、2008年に本学の学生が180年ぶりに「夜渡り神事」の大燈呂をアートの力で復活させたことに始まり、今年で16年目を迎えました。当日はあいにくの悪天候でしたが、10基の山車がずらりと並び、奏楽に見送られて巡行を行いました。
巡行について、プロジェクトに参加した中野萌々子さん(オオナムチノミコト制作リーダー/美術工芸学科 染織テキスタイルコース・2年)は「実際に巡行が始まって、地元の人が「今年の新作だ!」と言っているのが聞こえたときは涙を流しながら巡行しました」と感動を語りました。

 

ホテルにも龍の大燈呂を展示予定

2023年10月28日(土)からTHE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel (京都市東山区三条通白川橋東入三丁目夷町175-2)のショーウインドウに掲出されます。ぜひご覧ください。

 

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