お知らせ

2021年6月1日(火)

  • プレスリリース

⾼⼤連携科⽬が京都芸術⼤学附属⾼等学校で今年も開講! ⼤学教員による「プロフェッショナル」な授業を⼀⾜早く⾼校在学中から体験。

学校法⼈⽠⽣⼭学園 京都芸術⼤学附属⾼等学校(所在地:京都市左京区、校⻑:鈴⽊克治)は、京都芸術⼤学(所在地:同、学⻑:吉川左紀⼦)と京都芸術デザイン専⾨学校(所在地:同、校⻑:⼤野⽊ 啓⼈)の教員による⾼⼤連携科⽬「プロフェッショナル科⽬」全19講座を5⽉25⽇からスタートしました。

■本件のポイント
・芸⼤の附属⾼校だから実現できた、京都芸術⼤学・京都芸術デザイン専⾨学校の教員による⾼⼤連携「プロフェッショナル科⽬」。
・京都芸術⼤学 通学部13学科・通信教育部4学科の全学科で授業を担当!さまざまな分野で活躍する「プロフェッショナル」な教員から、専⾨分野の仕事の現状や特徴、その仕事に携わる上で必要な能⼒を学ぶ。
・⾃らの進路を意識し、進路選択の視野を広げることを⽬的としたキャリア科⽬として選択が可能。

・⾼⼤連携科⽬「プロフェッショナル科⽬」とは

⽂部科学省が⾼⼤連携を奨励する中、京都芸術⼤学附属⾼等学校では、2019年4⽉1⽇に開校以来、キャリア選択への視野を拡げることを⽬的として、⾼⼤連携科⽬「プロフェッショナル科⽬」を開講してまいりました。
⽇本で唯⼀の芸術⼤学附属の通信制⾼校という特⾊を⽣かし、13学科を有する⺟体の京都芸術⼤学と姉妹校の京都デザイン専⾨学校と連携し、⽂学、歴史、教育、建築、プロダクトデザインなどさまざまな分野で活躍する「プロフェッショナル」な教員から、横断的に「社会で働く」ことを学ぶことができます。
今年度は新たに京都芸術⼤学 通信教育部の4学科(芸術・美術・デザイン・芸術教養)を迎え、3時間×2⽇の集中講座として全19講座を10⽉まで順次開講します。

・スマホで体験する映画製作

今年度最初に開講された講座は、映画撮影監督として活躍する、京都芸術⼤学 映画学科 鈴⽊⼀博准教授による映画製作の授業。映画製作の第⼀歩である「映像を撮ること」に焦点を当て、映画製作にかかわる仕事についてレクチャーしました。

⾼校⽣にも⾝近なスマートフォンを撮影道具として使い、お互いを撮影し合うペアワークを⾏いました。⽬線の向け⽅や室内灯と⾃然光での印象の違いなど、映画撮影の基礎知識や撮影時に⼤事にしているポイントを実践を通して学びます。

鈴⽊⼀博准教授は、「特に⼈を撮影するときには向き合ってコミュニケーションする必要があり、物を撮影したことをあっても、意識して⼈を撮影することに慣れていない⼈も多い。光の⼊る⽅向、カメラの⽬線の⾼さ、アングルなど些細なことで印象が変わる様⼦を実感してもらい、興味を持ってもらえたら」と⾔います。

鈴⽊⼀博 Kazuhiro Suzuki(映画撮影監督)

1961年⼭梨県⽣まれ。古厩智之「この窓は君のもの」(95)で商業映画デビュー。瀬々敬久「汚れた⼥(マリア)」(98)、塩⽥明彦「どこまでもいこう」(99)、安藤尋『blue』(03)、いまおかしんじ「たまもの」(04)といった作品で注⽬を集める。廣⽊隆⼀「ヴァイブレータ」(03)などで毎⽇映画コンクール撮影賞受賞。⼤⾕健太郎「NANA」(05)、廣⽊隆⼀「やわらかい⽣活」(06)、
市川準「あしたの私のつくり⽅」(07)、佐藤寿保『名前のない⼥たち』(10)、深作健太「僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.」(11)、⼭⼾結希「5つ数えれば君の夢」(14)、福間健⼆「秋の理由」(16)、中村祐太郎「太陽を掴め」(16)、安藤尋「⽉と雷」(17)

・空間におけるファッションを意識した作品制作

⾐装作家として活躍する、京都芸術⼤学 空間演出デザイン学科 藤野良美専任講師は、空間演出デザイン学科の⼊⼝ともいえる「ファッション」と「空間」の繋がりについて知ってもらおうと、⽺⽑フェルトを使って空間を意識した作品制作の授業を展開しました。

この授業では、ただ作業するのではなく、「誰」のために「何」を作るのかを考え、送りたい相⼿やデザインの詳細をワークシート上で⾔語化し、空間のなかにおける作品の役割を意識していきます。

藤野良実専任講師は、「“ファッションはファッション”、“空間は空間”といった別のものとして捉えるわけではなく、“ファッションも空間をつくるモノの中のひとつ”だということをまず知ってもらい、⼿を動かすことを楽しんでもらいたい」と語ります。

藤野良実 Yoshimi Fujino(⾐装作家)
⼤学でファッションを学んだ後、オーダーメイドブランド「nico」を⽴ち上げ、ウェディングドレスを中⼼に受注製作販売を⾏う。その後、セカンドラインとして雑貨⼩物ブランド「nico by precocious yarn」をスタート。その他、オーダーブランド「romiii」で舞台⾐装や⼈形⾐装などもオーダー受注し、製作販売している。

 

・⾼校と⼤学が連携して⾏うキャリア教育

本科⽬は⾃由選択科⽬にも関わらず、毎年約7割の⽣徒が受講する⼈気科⽬です。
昨年受講した⽣徒からは「元々興味のある分野に加え、より実質的な社会や仕事に密接に関わりのあることを教えてもらえる」「受講したことによって、将来の⽬標が少し確かなものに近づいた」という声が届いており、⾃⾝の進路を考えるきっかけの1つとなっています。
京都芸術⼤学附属⾼等学校は、今後も芸術⼤学の附属⾼校という特⾊を⽣かし、⾼⼤連携の強化を進めてまいります。

・〜2021年度開講予定〜 ※3時間×2⽇の集中講座。

5/25.6/1 鈴木一博(映画学科) ―スマホを使って映像撮影の基本的コミュニケーションのあり方を学ぶ
5/25.6/1 藤野良実(空間演出デザイン学科) ―「ファッション」と「空間」の繋がり
6/3.10 上田篤(通信教育部/デザイン学科) ―魅力的な空間デザインの創造を試みる
8/2.3 石鍋大輔(キャラクターデザイン学科) ―魅力あるキャラクターを創作
8/4.5 村田治彦(こども芸術学科) ―豊かなコミュニケーション活動の実践
8/4.5 松下幸市朗(マンガ学科) ―マンガ業界の現状、マンガ作画制作の演習
8/4.5 山城大督(アートプロデュース学科) ―アートプロデュースや映像プロデュースについてワークショップ
8/4.5 平井愛子・堀田貴裕(舞台芸術学科) ―演技基礎と体験、俳優の仕事
8/4.5 石神裕之(通信教育部/芸術学科) ―京都の歴史や文化を知る
8/17.18 北條崇(プロダクトデザイン学科) ―ノベルティ、インテリアプロダクトのデザイン体験
8/19.20 長谷川一真(環境デザイン学科) ―人が生きるすべての場所をデザインする
8/19.20 銅金裕司(芸術教養センター) ―科学の本質、人と自然の関係性を考察
8/23.24 山田伸(美術工芸学科) ―見て・考え・表現するデッサン
8/23.24 荒木紀一(京都芸術デザイン専門学校) ―日本の伝統工芸を使用したものづくり
8/23.24 久田多恵(通信教育部/美術学科) ―ステンシル、テキスタイルデザイン
8/25.26 伊達仁美(歴史遺産学科) ―民俗文化財、生活資料の保存修復
8/25.26 下村泰史(通信教育部/芸術教養学科) ―伝統行事盆踊り「江州音頭」
9/28.10/5 丸井栄二(情報デザイン学科) ―デザインのプロセス「調べる」「考える」「作る」「伝える」
​9/28.10/5 中村純・江南亜美子(文芸表現学科) ―「読むことと書くこと」入門

■京都芸術⼤学附属⾼等学校 https://shs.kyoto-art.ac.jp/

2019年4⽉に開校した⽇本で唯⼀の芸術⼤学附属の通信制⾼校。コースは普通科のみ。⽣徒数:422名(2021年4⽉1⽇現在)。芸術教育の⼿法を取り⼊れた体験・授業・環境で⽣徒の⾃主性と社会で必要とされる協働⼒や発想⼒を伸ばし、育てる教育を⾏い、⾃⼰の未来に⾃信を持ってチャレンジできる⽣徒の育成を⽬的としている。京都芸術⼤学や姉妹校である京都デザイン専⾨学校との連携科⽬も受講が可能。

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