展示・イベント

2023.03.06

  • 展覧会
  • 首都圏

香月 美菜 「From one stroke」

2023. 03/11 (土)

2023. 04/22 (土)

12:00

19:00

3月11日(土) 18:00-20:00 にオープニングレセプションを実施

Yumiko Chiba Associates

〒160-0032 東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ ハリウッドビューティープラザ 3F MAP
修了生の香月美菜さんが、Yumiko Chiba Associatesにて個展を開催します!

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香月 美菜 「From one stroke」
会期:2023 年 3 月11 日(土)- 4 月22 日(土)
会場:Yumiko Chiba Associates
〒160-0032 東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ ハリウッドビューティープラザ 3F
営業時間: 12:00-19:00 定休日: 日、月、祝日
*3 月11 日(土) 18:00-20:00 にオープニングレセプションを行います。

トークイベント: 六本木アルスクーリア トークイベント Vol.3 *事前申込制
登壇者:香月美菜 x 山本浩貴(文化研究者)
日時:2023 年4 月1 日(土)17:30-18:30(受付開始 17:15-)
会場:ハリウッドビューティープラザ 4F (東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ)
*お申し込み詳細は改めてご案内いたします。
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Yumiko Chiba Associates では、若手の抽象画家・香月美菜の個展を開催します。香月は、キャンバスの上に載せた大量の青い絵の具を、自ら考案した細い板に刷毛をつけた器具を使い、一筆描き(one stroke)で引き延ばすという方法による絵画を一貫して追求してきました。キャンバスに絵具を配置するための繊細かつ入念な準備過程を経て、そこにひとつの行為を加え成立する香月の絵画は、絵具やキャンバスという物質に対峙するため、自らの身体や精神と向き合い、呼吸を整え制作することを重視し描かれます。完成された絵画は、絵具の塊とたった一つの行為から完成される抽象絵画でありながら、深い海の底に届けられた幻光を見るような瞑想性と光輝をたたえています。すべて新作から構成される本展では、香月のキャリアでは最大規模となる4 メートルの大作も出品されます。
抽象絵画の新たな地平を切り拓く香月美菜の新作個展をぜひご高覧ください。

■アーティストステートメント
私の作品は絵具を見るための絵画だ。
絵具の存在を表現するために一筆書き(one stroke)で完成させる、自分の感情の表現や描く行為を最小限に抑えた方法で制作している。目の前に広がる山のような大量の絵具を一筆で引き延ばすときに、私は絵具を制御しようするが絵具はまるで生きているかの様にそれに反発してくる。絵具は白いキャンバス上では何ものにでもなれる自由な存在で、私にとってそれはとても不明瞭なものだ。そのような不明瞭なものとのぶつかり合いを何百回も繰り返していく中で、その瞬間の季節、温度、光などが、私の身体を通り痕跡として絵具に現れることに気がついた。日々の中にあるものに身体と絵具を通して触れること、そしてこれを繰り返していくことが私にとって大切だ。何故なら日々の積み重ねという人生の中で各々の道を極め真理に辿り着いた先人達が見た景色を私も見たいからだ。今日も私は身体を整え、絵具と対峙していく。
香月美菜

■関連情報
【トークイベント】
六本木アルスクーリア「トークイベント Vol.3」
Yumiko Chiba Associates では、これまでも2011 年より「批評をアーカイヴする」というコンセプトのもと編纂された研究冊子『クリティカル・アーカイヴ』をはじめとする、一連の出版物の刊行を継続するなど、芸術をめぐる知的かつ批評的な議論の普及に努めてきました。
このたび、これまでギャラリー活動とは別に行ってきた活動を広め、その意義を深めていくために、ハリウッドビューティーグループのご協力を得て、「六本木アルスクーリア(Roppongi ArsCuria)」をギャラリーのあるハリウッドビューティプラザ内のスペースを活用し始動することになりました。
本活動では、批評家や研究者、キュレーターらによる連続講座やシンポジウム、アーティストによるトークイべントなどを開催するほか、芸術・美術分野以外の専門家や研究者の方々を招き、幅広い問題を議論するプログラムを実施いたします。
第3 回目となる今回は、Yumiko Chiba Associates にて開催の香月美菜「From one stroke」展のトークイベントを文化研究者、山本浩貴さんをお招きして行います。
是非ご参加くださいませ。

登壇者:香月美菜 x 山本浩貴(文化研究者) *事前申込制
日時:2023 年4 月1 日(土)17:30-18:30(受付開始 17:15-)
定員:30 名
参加費:無料
協賛:ハリウッドビューティーグループ
*お申し込み詳細はYumiko Chiba Associatesウェブサイトにて改めてご案内いたします。

登壇者プロフィール
山本浩貴 (やまもとひろき)
文化研究者、アーティスト。1986 年千葉県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、ロンドン芸術大学にて修士号・博士号取得。2013~2018年、ロンドン芸術大学トランスナショナルアート研究センター博士研究員。韓国・光州のアジアカルチャーセンター研究員、香港理工大学ポストドクトラルフェロー、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科助教を経て、2021 年より金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科芸術学専攻講師。単著に『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(中央公論新社、2019 年)、『ポスト人新世の芸術』(美術出版社、2022 年)、共著に『トランスナショナルなアジアにおけるメディアと文化 発散と収束』(ラトガース大学出版、2020年)、『レイシズムを考える』(共和国、2021 年)、『東アジアのソーシャリー・エンゲージド・パブリック・アート 活動する空間、場所、コミュニティ』(ベーノン・プレス、2022 年)、『新しいエコロジーとアート まごつき期」としての人新世』など。

■アーティストプロフィール
香月美菜 (かつきみな)
1989 年福岡県生まれ。北九州と京都を拠点に活動。2016 年 京都造形芸術大学大学院 芸術表現専攻ペインティング領域修了。200色以上の青を自ら調合し、最小限の行為「一筆書き(One stroke)」のみで完成させるというルールを定め、「絵具」を主題とした作品を制作する。受賞歴に2015 年「トーキョーワンダーウォール2015」TWW 賞、2016 年「第三回CAF 賞」入選、「a.a.t.m.2016」shu uemura 賞、2017 年「第32 回 ホルベインスカラシップ」。個展に2018 年「Gallery M.A.P」(福岡)、2019 年「 From one stroke」WINWIN ART(台湾)、2020 年「From one stroke 2」庵町家ステイ/ARTISTS'FAIR KYOTO 2020 サテライト(京都)。2017 年「Sasaran International Art Festival 2017」(マレーシア)、2018 年「International Art Camp Ⅱ-2018 Solo・Indonesia」 (インドネシア)等、2019 年「Hanoi Art Connecting」(ベトナム)等、他、海外レジデンスにも多数参加。作品はDMG 森精機株式会社、OCA TOKYO(三菱地所株式会社)、千島土地株式会社、ASTON MARTIN OSAKA(八光エルアール株式会社)、Universal Music Japan(ユニバーサルミュージック合同会社)などの企業コレクションに多数収蔵されている。
費用
定員 トークイベントは30名
申込方法 お申し込み詳細はYumiko Chiba Associatesウェブサイトでご案内
主催 Yumiko Chiba Associates
お問合せ ユミコチバアソシエイツ オフィス [Tel] 03-6276-6731 [e-mail] info@ycassociates.co.jp
URL http://ycassociates.co.jp/exhibitions/2023/03/04/1697/
関連卒業生 香月美菜(芸術表現専攻 2015年度修了)
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