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2020年7月22日(水)

  • プレスリリース

小山薫堂プロデュース!映画学科のプロジェクト最新作、映画『のさりの島』。韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭にて、NETPACスペシャルメンション(最優秀アジア作品賞特別表彰)を受賞!

京都芸術大学映画学科のプロジェクト【北白川派】最新作、映画『のさりの島』が、2020年プチョン国際ファンタスティック映画祭にてワールドプレミア上映され、「最優秀アジア作品賞特別表彰」を受賞しました。

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 尾池和夫)映画学科では、映画学科の教員やプロのスタッフ、キャストと学生たちとが共同し、毎年1本程度のペースで劇場公開映画を制作するプロジェクト「北白川派」を推進しています。

その第7弾となる『のさりの島』が、韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭のワールドファンタスティックブルー部門に選出。ワールドプレミア上映され、NETPACスペシャルメンション(最優秀アジア作品賞特別表彰)を受賞しました。

 

/// 本件のポイント

・映画学科の教員やプロのスタッフ、キャストと学生たちとが共同し、劇場での一般公開映画を制作するプロジェクト「北白川派」。

・その第7弾となる『のさりの島』は、映画のプロデューサーを務める副学長小山薫堂の郷里である熊本県天草市の全面的な支援のもと、プロのスタッフ、キャストと映画学科をはじめとする京都芸術大学の学生によって製作。

・韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭のワールドファンタスティックブルー部門にて、NETPACスペシャルメンション(最優秀アジア作品賞特別表彰)を受賞。

 

/// 『のさりの島』とは

本作は、2019年に単館系の映画としては異例の大ヒットとなった、井浦新、大西礼芳ら出演の『嵐電』(監督・鈴木卓爾)に続く、京都芸術大学映画学科による一般公開映画制作プロジェクト「北白川派」が送る最新作。

これまで「北白川派」では、『カミハテ商店』『正しく生きる』『嵐電』ほか、6本の劇場公開映画を製作してまいりました。

その第7弾となる『のさりの島』のプロデュースは、熊本県天草市出身で、映画『おくりびと』の脚本や「くまモン」の仕掛け人として知られる本学副学長の小山薫堂。脚本・監督は、『カミハテ商店』にてカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭メーンコンペに選出されるなど、海外でも高い評価を得た山本起也。

 

/// プチョン国際ファンタスティック映画祭「最優秀アジア作品賞特別表彰」

映画祭は7月9日から韓国の富川市で開催され、『のさりの島』はシアター上映とオンライン配信上映にて公開。映画の日本国内上映は来年に延期となりましたが、一足早く世界での上映機会を得ることとなりました。

ワールドファンタスティックブルー部門にて、NETPACスペシャルメンション(最優秀アジア作品賞特別表彰)を受賞。NETPAC(Network for the Promotion of Asian Cinema)は、アジア映画を世界に普及すること等のために設立された団体で、賞は様々な映画祭に参加するNETPACの会員により選出。今後の海外展開が期待される受賞となりました。

 

プチョン国際ファンタスティック国際映画祭公式webサイト
http://www.bifan.kr/eng/

 

映画『のさりの島』の情報は以下。

World Fantastic Blue Nosari: Impermanent Eternity
http://www.bifan.kr/eng/program/program_view.asp?pk_seq=5595&sc_category_seq=3006&sc_num=1&actEvent=view

 

/// プロデューサー 小山薫堂 副学長より

プチョン国際ファンタスティック映画祭で『のさりの島』がWorld Fantastic Blue部門の最優秀アジア作品賞スペシャルメンションを受賞したことをとても光栄に思います。

そもそも、このコロナ禍にも関わらず、多くの皆さんにご覧頂けたことが嬉しいです。

「のさり」という言葉は、作品の舞台である熊本県天草地方の方言で、「いいことも悪いことも運命として受け入れる」という意味です。世界的に苦しい状況の中、この作品のメッセージはきっと多くの人々に共感してもらえるという手応えを感じました。

これから国内での公開がスタートしますが、今回の受賞をきっかけに、さらなる広がりが生まれることを期待しています。

 

/// 脚本・監督 山本起也 映画学科教員より

プチョンでの受賞は、日本の片隅で撮られた小さな映画が世界に通ずることを証明したという意味で、非常に勇気づけられました。映画のメッセージが韓国の皆さんに届いたことは、映画祭でのソン・ギンニョン富川文化財団代表理事の評からも伝わってきます。以下引用させていただきます。

「当然そこにあるもの」は、失くした後にその大切さに気づかされる。しかし、「本物」が消えたとしても、人は「嘘」を通じて生きていくことができるのかもしれない。『のさりの島』は、やや寂しい「消滅都市」の風景を描き出しながら、人間にとっての理解や繋がりとは何かを考えさせられる作品だった。

 

映画『のさりの島』

概要
群れから離れるように一人「オレオレ詐欺」の旅を続ける若い男(藤原季節)。
流れ着いた熊本の天草で、彼の電話に一人の老女(原知佐子)が出た。そのまま、老女と若い男との奇妙な同居生活が始まる。

 

出演
藤原季節、原知佐子、杉原亜実、中田茉奈実、宮本伊織、西野光、小倉綾乃、酒井洋輔、kento fukaya、水上竜士、野呂圭介、外波山文明、吉澤健、柄本明

プロデューサー
小山薫堂

脚本・監督
山本起也

スタッフ
ラインプロデューサー / 大日方教史、ロケーションプロデューサー / 小山真一、撮影 / 鈴木一博、録音 / 吉田憲義、美術 / 丸山裕司、装飾 / 嵩村裕司、編集 / 鈴木歓、音楽 / 谷川賢作・小倉綾乃・藤本一馬

製作・配給・宣伝
北白川派

製作協力
熊本県天草市、京都芸術大学

2020年作品 上映原版/DCP ビスタサイズ 5.1ch 129分
2021年度、東京渋谷ユーロスペース他全国公開予定

 

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