2021年10月19日(火)

「1200年前の京都(平安京)は、どのような音に包まれていたのでしょうか?」-京都の学生による平安時代の音風景探求プロジェクト-

プレスリリース

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 吉川左紀子)歴史遺産学科では、昨年からKYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会とMUTEK.JPの連携事業「NAQUYO-平安京の幻視宇宙- KYOTO STEAM in collaboration with MUTEK.JP」に協力し、学生が平安時代の音風景探求に挑戦しています。

■本件のポイント
・平安京時代の音風景探求に京都芸術大学 歴史遺産学科の学生10名が挑みます。
・本件は「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-」の一環で執り行う研究・調査です。
・2021年10月22日(金)に「NAQUYO#5」として成果発表をオンラインで行います。

歴史遺産学科の取り組み


歴史遺産学科の仲隆裕先生を中心に集まった1年生4名、2年生1名、3年生5名の計10名の「平安京音研究会」が挑むのは「変わらない音」「神聖な音」「音なき音」「心情表現の音」「(音の保存について)私達には何ができるだろうか?」の5つのテーマに基づいた”平安の音”についての調査・研究です。
学生はそれぞれチームに分かれ、分析とディスカッションを重ねながらそれぞれの調査を深堀していきました。


取り組みは文献調査だけでなく、実際に音を収音するフィールドレコーディングも大原や下鴨神社などで行いました。
学生はその中で「自分たちが感じ取ったことは果たして平安の世の人々でも同じことを感じただろうか?」と、いにしえと現代の価値観がズレたりしていないか、照らし合わせを行いブラッシュアップする事を心掛けたそうです。3年生の曽我萌萌音さんは「学術的な証明に走ろうとして音そのものが持つ背景や面白味が薄くなったと感じた事もあり、どうまとめたものか悩ましかった」と言います。
それぞれのテーマでまとめられた調査内容は、物や空間、行いなど環境や文化から考察されたものもあれば、物の怪などの怪異や架空とされるもの事から連想して仮説付けた内容もあり、大変興味深い内容にまとまっています。

学生の研究成果は2021年10月22日(金)に行われる、《NAQUYO#5 オンライン ・ トークプログラム「平安遷都の日2021-平安宇宙の「音」を聴く-」》で発表されます。

どの様な”音”があるのか是非ご注目ください!

 

NAQUYO#5 オンライン  ・ トークプログラム「平安遷都の日2021-平安宇宙の「音」を聴く-」

【開催日時】 
令和3年10月22日(金)12:30時配信開始(15時終了予定)
【プログラム】
1.オープニング・トーク -KYOTO STEAMとは、NAQUYOとは-
2.第1部 調査発表 -「平安の音」調査研究-
テーマ(1) 平安期から変わらない京都の「音」
テーマ(2) 平安期における神聖な「音」
テーマ(3) 音なき「音」-鬼の声、神の声、神仏の音
テーマ(4) 平安京の人々の心情表現としての「音」
総  括 過去から受け継がれた音を保存するために、現代の私たちができることは?
3.第2部 フリーディスカッション -都市が奏でる歴史の音-
4.クロージング -今後のNAQUYOプロジェクト-

【出演】
総合司会 谷崎 テトラ(放送作家/KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会チーフディレクター)
第1部  中川 真(音楽学者/大阪市立大学 都市研究プラザ 特任教授)
長屋 和哉(サウンドアーティスト)
仲 隆裕(京都芸術大学 歴史遺産学科 学科長兼教授)
京都芸術大学 歴史遺産学科の学生の皆さん
第2部  中川 真
     長屋 和哉
【ゲスト出演】ヤスパゼン・マルテ(京都産業大学名誉教授)
【開催方法】KYOTO STEAM公式YouTubeチャンネル(https://youtu.be/S3Hlun1IL3w)から生配信
【視聴方法】どなたでもお持ちのデバイスで自由に視聴していただけます。