2022年11月25日(金)

ディレクター片岡真実、金澤韻、服部浩之のもと、京都芸術大学と東北芸術工科大学の学生選抜展「DOUBLE ANNUAL 2023」を2023年2月25日(土)より国立新美術館にて開催します。

プレスリリース

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 吉川左紀子)は学生選抜展「DOUBLE ANNUAL」を2023年2月25日(土)から3月5日(日)にかけて国立新美術館で開催します。総合ディレクターに片岡真実(森美術館館長)を迎え、インディペンデント・キュレーターである金澤韻と服部浩之の共同キュレーション体制のもと展覧会をつくりあげます。 全学部生と院生を対象に募集・選抜を行い、キュレーターの提示したテーマに応答する形で、キュレーターから制作指導を受け、対話を続けながら展覧会をつくり上げる実践的な芸術教育プログラムです。
6年目を迎える今回は、姉妹校である東北芸術工科大学(山形市上桜田/学長 中山ダイスケ)からも学生選抜を行うプロジェクトへと発展させ、京都と山形という二つの異なる地点から「アートになにができるのか」問いかけます。

 

■トピックス

・学生選抜展「DOUBLE ANNUAL」を2023年2月25日から3月5日まで国立新美術館で開催。
・総合ディレクターに片岡真実(森美術館館長)を迎え、インディペンデント・キュレーターである金澤韻と服部浩之の共同キュレーション体制のもと展覧会をつくりあげる。
・全学部生と院生を対象に募集・選抜を行い、キュレーターの提示したテーマに応答する形で、キュレーターから直接指導を受けながら展覧会をつくり上げる実践的な芸術教育プログラム。

​・DOUBLE ANNUAL 2023 「反応微熱ーーこれからを生きるちからーー」
会期:2023年2月25日(土)~3月5日(日)
会場:国立新美術館
作家:11組16名 アシスタントキュレーター:3名
主催:京都芸術大学 協力:東北芸術工科大学
オープニングイベント:2023年2月25日(土)(登壇者:片岡真実、金澤韻、服部浩之)※予定

 

・学生選抜展「DOUBLE ANNUAL」とは

キュレーターから直接指導を受ける作家の様子。

「DOUBLE ANNUAL」は京都芸術大学ならびに東北芸術工科大学の全学部生と院生を対象とした学生選抜展です。京都芸術大学は2017年度より、学生選抜展に第一線で活躍するキュレーターを招聘し、キュレーターの提示したテーマに応答する形で、キュレーターから制作指導を受けながら展覧会をつくり上げる実践的な芸術教育プログラムに挑戦してきました。6年目を迎える今回は、姉妹校である東北芸術工科大学からも学生選抜を行うプロジェクトへと発展させ、京都と山形という二つの異なる地点から、芸術教育のあり方を問い直し「アートになにができるのか」問いかけます。
そして「DOUBLE ANNUAL」の大きな特徴の一つは、国立新美術館での展覧会前に両大学それぞれでプレビュー展(中間発表)の機会を約2か月前に設けていること。国立新美術館での展示の前段階で、キュレーターから作品や展示方法について直接指導を受け対話することで、作家がさらに改良や改善を重ねることができ、芸術教育としても非常に教育的効果の高い展覧会の構成となっています。

・DOUBLE ANNUAL 2023 京都芸術大学プレビュー展 ※ご取材いただけます。ぜひご取材ください。
会期:2022年12月12日(月)~21日(水)
会場:京都芸術大学 瓜生山キャンパス 人間館1階ギャルリ・オーブ
公開講評会:12月17日(土)15:00~(講評者:片岡真実、金澤韻、服部浩之)

・DOUBLE ANNUAL 2023 東北芸術工科大学プレビュー展 ※ご取材いただけます。ぜひご取材ください。
会期:2022年12月14日(水)~22日(木)
会場:東北芸術工科大学 本館7F THE TOP
公開講評会:12月16日(金)17:00~(講評者:片岡真実、金澤韻、服部浩之)

 

・展覧会テーマ「反応微熱ーーこれからを生きるちからーー」
展示プラン募集にあたり設定されたキーワードは、「抗体・アジール・ミラクル」でした。「抗体」は病原体などが体内に入ったとき、それに対抗するために体の中で作られる物質であり、免疫のもとになるもの。「アジール」は世俗的な権力が及ばない「避難所」。それぞれ、みずからが受ける周囲からの影響・刺激・働きかけに応対する、態度や対処法についてのタームです。また、解決方法がアートの実践として示されることを期待し、「ミラクル」という言葉を提起しました。
私たちの生活の様相を一変させたパンデミックが、3年たった今も継続する中、学生のみなさんから寄せられた展示プランは、その多くが丁寧な思考を経たものでした。一般に若者の特権ともいわれる感情のほとばしりや自由奔放さは、今回は影をひそめ、それぞれの置かれた場所のこと、心を動かされるもの、違和感や社会的課題に対して、注意深く真摯に向き合う姿勢が浮かび上がっています。
「反応熱」は、化学反応において発生する熱のことを指します。本展では11組の学生が、みずからをとりまく世界から受けたさまざまなものに反応し、それぞれの暫定的な解をアート作品として提示します。その微かすかながら、たしかにともる熱に、彼らの状況を捉える感性と、これからを生きるつよさが表れています。

 

・ディレクタープロフィール

写真:伊藤彰紀

総合ディレクター:片岡真実
森美術館館長、京都芸術大学大学院客員教授。2017-2019年度KUA
ANNUALディレクター。芸術監督として、第9回光州ビエンナーレ(2012年、共同監督)、第21回シドニー・ビエンナーレ(2018年)、国際芸術祭「あいち2022」なども兼務。

 

ディレクター(京都芸術大学 担当):金澤韻
京都芸術大学客員教授、現代美術キュレーター。公立美術館勤務後、2013年よりインディペンデント・キュレーターとして活動。メディアアート、漫画、地域とアート、障害とアートなど既存の美術の枠を超える領域を扱う。株式会社コダマシーン共同代表。現代美術オンラインイベントJP共同主宰。2016年より上海拠点。

 

ディレクター(東北芸術工科大学 担当):服部浩之
キュレーター。東北芸術工科大学客員教授、東京芸術大学大学院映像研究科准教授。2020年度・2021年度KUA ANNUALディレクター。アジア各地で新しく生まれる表現活動を調査研究するなかで、異なる領域の応答関係に関心をもち、様々な表現者との協働を軸にしたプロジェクトを展開する。近年の企画に、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo-Eggs|宇宙の卵」(2019年)がある。

 

■ 京都芸術大学 https://www.kyoto-art.ac.jp/
13学科23コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。
芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に “社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
住所:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
学科編成:13学科23コース(美術工芸学科、マンガ学科、キャラクターデザイン学科、情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科、映画学科、舞台芸術学科、文芸表現学科、アートプロデュース学科、こども芸術学科、歴史遺産学科)
在籍者数:3,926名(芸術学部 正科生、2022年5月現在)

■東北芸術工科大学 https://www.tuad.ac.jp/
東北芸術工科大学は、「芸術的創造と良心による科学技術の運用により、新しい世界観の確立を目指す」 ことを建学の理念とし、全国発の公設民営大学として山形県山形市に設立された。芸術学部とデザイン工学部の2学部から成り、大学院生を含め約2,400名の学生が在籍する。実社会で活躍できる人材を輩出すべく、地域社会との連携を重視し、徹底した実学教育を展開していることが特長。本年で開学30年を迎え、卒業生は延べ12,000人を超える。
住所:〒990-9530 山形県山形市上桜田3丁目4番5号
学科編成:芸術学部(文化財保存修復学科、歴史遺産学科、美術科、文芸学科)、デザイン工学部(プロダクトデザイン学科、建築・環境デザイン学科・グラフィックデザイン学科・映像学科・企画構想学科・コミュニティデザイン学科)
在籍者数:2,416名(学部生、2021年5月現在)